あとがき


@配役
アリス:笠原郁
白ウサギ:手塚光
イモムシ:稲嶺和一
チェシャ猫:柴崎麻子
三月ウサギか帽子屋:小牧幹久
帽子屋か三月ウサギ:中澤毬江
眠りネズミ:玄田竜助
トランプの兵:良化隊員
女王:クマ

「不思議の国のアリス」ネタは、もっともパロディにしやすい作品だと思います。
実際にアリスネタの作品って多いですし。
で、ベタですが、アリスネタやってみました!
郁が柴崎の笑いを見て、「チェシャ猫みたい」とか「不思議の国のアリスで、こんなふうに笑う猫いなかったか?!」というようなことを言っていたので、ぜひアリスネタをやりたいな、と!
やっと書けて嬉しい限りです!
アリスネタって大好きなんですけど、自分では書いたことなかったんですよ。
私自身が、二次創作したい!って思った作品って大体、すでに何かしらの形でアリスネタをやっていることが多くて(笑)
なので、有川先生の作品で、初めてやらせていただきました!
アリスネタを書くに伴い、ウィキペディアで「不思議の国のアリス」のページを読みました。
アリスネタは好きですが、正式な登場人物をすっかり忘れていましたので(汗)
そういえばこんなキャラクターも出てきていたな、とか、改めておかしな登場人物の多さに笑ったりしてしまいました(笑)

最後に、堂上教官を夢の中に出しているのに、王子様だからと気づかず、堂上教官も夢に出てきて欲しかったーという郁に対して、そんなことを言ってもらえて嬉しいやら恥ずかしいやら、王子様の正体がバレてなくて安心するやら、自分ではなく王子様の方が出てきて悲しいやらと、とても心境複雑な堂上教官と、それを見て笑う小牧教官が書きたかったんですよ、結局。
なので、望みどおりに書けて満足です!
今までのアリスの冒険も大事ですが!
やっぱり心境複雑な堂上教官というのは、小牧教官ならずとも、私自身見ていて楽しいですし、微笑ましく思う、大好きなシーンなので!!

とにかく郁たちは、私の予想斜め上を駆け上がって行きました。
有川先生がよく後書きでこぼしていたのを納得しました。
いえ、原作者さんと二次創作の人なんていうのでは、やっぱり違うかもしれませんが(苦笑)

だって当初は、稲嶺司令を出すことも、話が4ページまで続くことも予定にありませんでした。
堂上班+柴崎+毬江ちゃん+郁母+良化隊員(+玄田隊長)が、登場人物でした。
玄田隊長は役がなかなか決まらなくて保留にしてました。
で、郁母が女王で、郁がお母さんに追いかけられるっていう展開を考えていたのですが、なぜかお母さんはクマに化けてしまいました(笑)
不思議の国に行くまでも、郁と柴崎が寮の部屋で寛いでいて、柴崎が部屋からいなくなった間に、女子寮の廊下を走っている手塚に遭遇して、郁は図書基地の廊下の真ん中ではなく、女子の大浴場の風呂から不思議の国へ迷い込む、という予定でした。
―――――が、女子風呂まで、挙動不審な行動をとり続けながら走る手塚が、可笑しいのと同時に、あまりにも可哀想で…!(爆)
場所を移動させる羽目になったり。
そしていーっちばん最初は、堂上教官が白ウサギ役でした。
郁が追いかける=堂上教官
っていうものすごく単純な計算で。むしろ私の中では公式ですね(笑)
それで話を巡らせている間に、やっぱり正義の味方は最後に現れるものだ!ってことで、堂上教官を外して手塚にしました。
小牧教官と毬江ちゃんは、話を立ててすぐにお茶会をしているシーンが思い浮かんだのですが、最後までどっちが帽子屋で、どっちが三月ウサギにするか決められず。
だって、小牧教官も毬江ちゃんも、「いかれている」姿がイメージできなかったんですもん!
結局、「とにかくお茶会にいる人」というかんじになりました(苦笑)
お好きなのでイメージして読んでください。
玄田隊長は、本ッ当に最後の最後まで役決まらず、それでも出したくて、小牧と毬江ちゃんの側に寝かせて置きました←
せっかく、不思議の国で一番に活躍してそうな方だったのですが、適役が思いつけませんでした。玄田隊長、すみません。
女王を書いてる最中に、女王を柴崎に変えたくなって、でもチェシャ猫の代役いないから!と自分に言い聞かせたりしてました(笑)

ページ配分は、アリス話1.5ページ、夢から覚めたあとの話0.5ページくらいのつもりでいたのですが、アリスの話が思ったよりも長い長い。
しかも、稲嶺司令を出す展開を付け加えたり!
結局、アリス話約3・3ページ、夢から覚めたあとの話約0.7ページとなりました。

君たちは2ページも予定外にページを増やしたりして!
とんだ走り方をなさる方々ばかりなのね…!
出演者の皆様、読者様、最後お疲れ様です。


Thank you for reading.







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